公開 2024/11/21 / 最終更新 2024/11/21

日経平均850円下落、相場を最も動かしたのは金融機関部門 2024年11月第2週

金融機関の現物先物合計で3,225億円の売り越し、日経850円下落
著者
charttrader編集部

チャートトレーダー(ChartTrader):海外投資家動向(東証1部+先物)チャート[日足]/NEXT FUNDS 日経225連動型上場投信(1321)
※最新のリアルタイムチャートはこちら(ログインが必要です)

2024年11月11日~11月15日(11月第2週)、日経平均850円下落。相場を動かしたのは金融機関部門

11月第2週となる2024年11月11日~11月15日の週は、前週に比べ、日経平均は850円の下落。その下落相場を作り出したのは、現物先物合計で3,225億円の売り越しをした金融機関部門。

金融機関部門は、株式よりも先物での売りが多く、今後の下落を見込んだ先行売りとも言える。先物主導の下げでもあり下落圧力は強い。現物:1,128億円の売り越し、先物:2,096億円の売り越し

<下落原因を作った部門>

  • 1.金融機関部門 3,225億円売り越し (株式-1,129億、先物-2,097億)
  • 2.都銀・地銀等部門 2,028億円売り越し (株式-383億、先物-1,646億)
  • 3.日銀ETF買い入れを表すと言われている自己計部門 999億円売り越し (株式-3,006億、先物2,005億)
  • 4.生保・損保部門 935億円売り越し (株式-909億、先物-28億)

<下落相場で、買い向かった部門>

  • 1.上場企業による自社株買いとみられる事業法人部門 3,090億円買い越し (株式3,114億、先物-24億)
  • 2.個人投資家部門 1,443億円買い越し (株式210億、先物1,233億)

※各部門の買い越し/売り越し金額は、東証プライム株式と先物(日経先物、TOPIX先物、JPX先物)の合算


この記事の著者

charttrader編集部

読み解くことが難しいと捉えられがちな投資情報を、チャートという視覚情報(ビジュアル)に変換することで、より直感的に、より分かりやすく、伝えることをChartTrader(チャートトレーダー)は目指しています。 個人投資家にとって必要不可欠な投資リテラシー「重要な情報への嗅覚」を磨くための肥やしとなる情報を発信していきます。 ChartTraderの提供会社テラスは、国内最大のトレードシステム販売サイトの運営やストラテジークリエーター、自動売買システム開発者、テクニカルアナリストなどを多数抱えたシステムトレード専門企業です。


あわせて読みたい関連記事
今、読まれている記事

※ChartTrader+及びRoboTrader+は個人投資家の皆様に向けた株式会社テラスが運営する株価予想やチャートから見えてくる投資情報提供サービスです。 掲載情報の著作権は記事提供元等に帰属します。 日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。 TOPIXの著作権は東京証券取引所に帰属します。 情報の内容につきましては万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。 万一この情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社及び情報提供者は一切の責任を負いかねます。