投資信託部門が売りを仕掛け、日経平均42,710円下落 2025年10月第5週
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著者 charttrader編集部 |

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2025年10月27日~10月31日(10月第5週)、日経平均42,710円下落。相場を動かしたのは投資信託部門
10月第5週となる2025年10月27日~10月31日の週は、前週に比べ、日経平均は42,710円の下落。その下落相場を作り出したのは、現物先物合計で3,459億円の売り越しをした投資信託部門。
投資信託部門は、先物よりも株式での売りが多く、利確/損切り期間と言える。下落圧力は強い。現物:3,288億円の売り越し、先物:171億円の売り越し
<下落原因を作った部門>
- 1.投資信託部門 3,459億円売り越し (株式-3,289億、先物-172億)
- 2.海外投資家部門 1,630億円売り越し (株式3,716億、先物-5,348億)
- 3.個人投資家部門 1,585億円売り越し (株式-2,240億、先物653億)
<下落相場で、買い向かった部門>
- 1.金融機関部門 4,099億円買い越し (株式893億、先物3,205億)
- 2.GPIFなど年金基金動向を表すと言われている信託銀行部門 2,667億円買い越し (株式1,415億、先物1,251億)
- 3.法人部門 2,236億円買い越し (株式-642億、先物2,877億)
- 4.都銀・地銀等部門 1,680億円買い越し (株式-184億、先物1,863億)
- 5.上場企業による自社株買いとみられる事業法人部門 1,517億円買い越し (株式1,656億、先物-139億)
- 6.日銀ETF買い入れを表すと言われている自己計部門 1,024億円買い越し (株式-808億、先物1,831億)
※各部門の買い越し/売り越し金額は、東証プライム株式と先物(日経先物、TOPIX先物、JPX先物)の合算
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