裁定売り残が一転増加へ。裁定解消ひと段落。[2020年6月29日~7月3日]
著者 charttrader編集部 |
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過去3ヶ月間における最低水準まで減少していた裁定売り残が一転、増加へ。裁定解消ひと段落か。
2020年6月26日時点では、過去3ヶ月間で最低水準となる1.8兆円の売り残があったが、2020年6月29日~7月3日は前週よりも241億円増加し、裁定売りの解消は減っている。
「先物買い・現物空売り」の裁定売りポジションが解消する傾向だったが、今回、裁定取引の流れは変わり、相場反転の可能性が考えられる。
振り返って見れば、先物6月限のSQ日のあった週の裁定解消が最も多く約4000億もの現物買い戻しがあった。その後裁定解消は480億、670億と1000億を超えることはなかった。
まだまだ積み上がった裁定売り残は、過去で見れば高い水準で1.8兆もある。
今後これらの売り残の解消による現物買いの上昇圧力がいつ生まれるか、注視したい。
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